先月くらいから一気にご紹介によって山主さんとお会いして、そのまま購入の意思を伝えた上で3回ほど会って色々と今後のことや家族のことなど話しながら購入に至りました。
北海道ではそんなに大きな面積ではありませんが、まずはミズナラ含めた生育からの第一歩だと思っております。山をこれから売買するには非常に大きな壁もあるので少しだけご紹介。
1、山主さんと会ったり、連絡取ったりなどがかなり困難
これは、やっぱりこの山だ!となっても誰が持っていて誰の山なのか全然わかりません。都心などの家や土地あれば売り物件!など不動産会社の電話番号が記載されていたり、手段は多くあるかと思います。北海道の今回の山のパターンはここ欲しい!と思っていても誰の登記か調べたり、法務局行ってどの番地のどこ?なんて調べながら山主さんを調べてこの人の番号や連絡先、住所の記載はあるかと思いますがお手紙での依頼。などなど
苦労が多いと思いました。僕は実際に行ってはおりませんがこのような事が考えられます。
2、山は良いね(言い値)
山は良いんですが、山の値段って本当にバラバラで北海道でも3000坪(一町)で500万円の山から50万円の山から全て言い値なんですよね。。。ここが人として試されて、山主さんと話したりやりたいことなどこれからの事など話をして理解してもらいながら、お前なら!ってなったら安くなったり、値段交渉に応じてくれることもあるのですが簡単にはいかないのが現実で。その山主さんのタイミングもあり、高齢になったから手放す。老人ホームに入所するから手放したい。都会へ娘のところに行くことになった。(これは実例でありました。)
このように足元を見られたり、更にはタイミング次第で値段が決まる。これも怖さです。
しかし、森林組合員の方だったら森林組合が木の値段などで判断して値段をつけてくれることもあるのでご安心を。高いなーと感じたら森林組合に聞いてみるのも良いかもですね。(注・森林組合に加盟してない方もいます)
今回の方は加盟というか会員さんで、結構スムーズにいきました。
3、売買について
山の売買には行政書士など公的な人も使いますが、自身で行うこともできるようです。印紙代だけですが、実際に手続きをやった事がないのでわかりませんが法務局関係や不動産売買を行った事がある方であれば流れはわかるかもしれませんが素人が何度も行ったり来たりするくらいだったら坪面積などによりますが4万〜6万円で全てが済むとなれば絶対にお任せしたい。笑
今回もお任せしました。住民票と印鑑(何でもよし)、身分証明が買い手側、売り手側は印鑑証明と身分証明書と印鑑証明の印鑑。って感じです。
4、手入れや周りとの関係
手入れについてはやはり皆さん自分で行う!なんて方が多いかと思います。山と言っても3000坪程度の山だったらまだ手入れは可能かもしれません。(休みだけとかなら・・・ちょっときつい)
山の単位は基本的には一町・二町というように3000坪など坪数で言う事はあまりありません。(坪を使うところくらいだったら結構都会です。笑)
北海道の山は5町(1万5000坪)程度が基本的な売買かもしれません。その山を自身だけでさらには道もないなんてことになった場合は相当気合いとユンボと経験者が必要です。
草刈機を駆使して、さらにはチェンソーを使って倒木させて運び出したり。本当に命の危険を感じます!笑
北海道は熊がいたりなど生物による事故も考えられます。その中でチェンソー(結構やばい)と草刈り機(結構怪我する)を使い続け、夏にはスズメバチなどの恐怖も!そんな中で山づくりをするのは相当な気合いとロマンと友情が必要になります。笑
じゃあ僕が同じことをするかと言うとそうではなくって。
森林組合員になって力を借りるという方法もあります。更には植林などもしてくれます。木が大きくなるまで森林組合員(サイズによりますが2万から5万くらい?)になっていたら草刈機のプロが下草を刈りに来てくれます。あとは、森林が大きくなり(20年、30年)になったら切りに来てもくれます。機械で一気に切っていくのは圧巻!
自身だけで行うとなると考えるとゾッとします。
僕の今回買った山は、山道と言って道が付いていて(砂利)奥まで行けます。あとは歩きですが、全然区画も分けてある良い山です。
以上のように結構考える事が多かったのと、実際に行ったケースをホットなうちにお伝えしたかったです。
これからも山をどう管理して、また椎茸を作ることや山の循環を考えた椎茸作りをしていきたいです!まだまだ規模は小さいですが少しずつ山づくりができる山を次世代に残してきたいですね。