この時期は暖かくて、雪が溶け始めるとそろそろ春ですね。
と言った感じになります。
一年目の原木くんは、秋に植菌をしているので冬から春まではブルーシートにクルッと全てを囲んで越冬します。この間に菌が回って、結構ブルーシートの中は暖かくなっており菌が回っているのがわかるのです。原木も切ったところから白く菌が回っている様子を毎年見るのが好きです。
失敗しないのだけを気をつけながら、、、、
二年目の原木くんは、遮光ネットでの越冬になっているので案外菌が回り終わり早速キノコを出すために春から少しずつスプリンクラーで水を与えていきます。
秋には本気のキノコが、二夏を超えた原木が本気を出して二年目・三年目あたりに本気の全力キノコが出てきます。それから少しずつ収穫量は減るのですが、十年目まで木の養分と水だけで椎茸ができるのです。なんかいいですよね。
ひとつの木プロジェクトとして、取り組んでいる一本の木全てを使い切るという目標もそうですがまだ収穫は減るとしても木としての一生を請け負っている気持ちです。最近山に入ることが多くなってきて尚更その気持ちが強くもなってきており。
原木の養分が全てキノコに託されるので、十年も経ったら”オガクズ”のようにポロポロと取れてくるそこまで使わせてもらって、山の養分に最後はなるように手で砕いて土に返して、、、と考えております。
十年後まで楽しめる山づくりからの椎茸作り。
山の環境に応じた・・・・キノコや山での仕事を作っていきたいと思っています。
山の全てを循環、変えてく!なんて事ではなくって、身近にある自身も無理が無くやれる範囲での山づくり。これが少しずつ出来る環境を作っていきながら少しずつ周りの力を借りながらちょっとだけ大きくもない、小さくもない楽しいことができるように頑張る次第です。
キノコやって、自分が一番山や人、環境に関して変わっていくのが楽しいです。
変化。
山が人を変化させていく、山に関わることで大人でも変わると思うので子供に少しずつ伝えることができたらもっと素直に山を好きになってくれて山のことを少しだけ考えてもらえたらきっと大人になったときにはみんないい志のもと大きなことができると思いました。