北海道では春になると地中の根から水分を吸い上げて、樹液として木を通して上に送られる。
これを煮詰めるとメープルシロップになるとの事で、興味津々なので米飯製炭所さんの山へとお邪魔したのは数日前でした。山を散策しながらゆっくりと横断し、色々と話しながらの山道はスノーシュー初心者にとっては過酷な道のりでした。笑
帰り道には、カエデに穴を開けている木があった。これか!!!
なんて、散歩した後に少し感動。
その後に飲んだコーヒーに樹液を沸かしてもらい、頂いた。
本当に美味しかったなぁ。と同時に贅沢な気分になった。これが本当の贅沢な事なんだろうなーと思わずにはいられなかった。
何度か行っているが、毎回天気がいいのでこの山は本当にウェルカム的な空気を同時に感じずにはいられない。
今年は、この山にもすごいいい木陰と水源があるので原木を数本〜数十本置いて様子を見てみたいと思います。多分、あの木陰と斜度、水源全部いいと思う。
どんどん集約されていく感じがたまらない。
炭焼きに必要な本数を木炭に、その後数本や数百本などを原木に変えていけたら本当の意味で切った山の木全てが使い切れる。薪としても使えるのは勿論ですが、大切に使い切る。
原木椎茸に関してもそうです。
今後の販売ルートなんて浮かんでもいないのですが、椎茸の粉末を試験的に作ってみました。とろみが出たり、確かに乾燥椎茸であれば使い勝手は・・・・僕も乾燥椎茸は使った事数回しかないくらいですが。粉末でしたら味噌汁やそのほか何にでも使える。より生活に身近に感じて欲しいという思いとロスをなくすということに注目しております。
原木椎茸は野菜に分類されるので、賞味期限というのはないのですが。やはり採取してから一週間くらいで少し色の変化が出てきたりします。本来キノコは冷凍した方が旨味が増すので冷凍したら全然問題ないのですが。
形や色など自然食品なので、色々とばらつきがあります。
やはり見た目というのは品評会含めてもかなり重要になってきます。その中で、ハネ品と呼ばれる分類になるのですが全てを乾燥椎茸にしてさらには微粉砕にして使用しやすくするのが今の出来ることです。
そんな中で、原木椎茸を始めた時から一緒に山に行っていた娘がこの度”卒園”致しました。
この子の時代、さらにはその先までに模索できてこれやりたい!なんてことを親としてやっていきたいと思っています。
今のこの子の夢は、朝は歯医者さんをやって、昼からホルモン・ジンギスカンを作って、夕方には東川町の居酒屋で働くのが良いらしいです。そして、寝る前には原木椎茸をやるみたいです。
スーパーマンかと思うハードスケジュールですが、きっと出来るはず。そのときには山に関しても食肉に関しても全てが繋がっているという絵を今から描いているのできっとこの子が20歳になるときには精通しているはず。
はい、親も夢をみています。
自然と共に育っているので、自然に自然なことをして欲しいものです。将来の夢は絞りきれずに。歯医者と書いていました。
今週の水曜日(24日)には米飯製炭所さんへの取材を同行します。昨年から続いた”ひとつの木プロジェクト”もこれで全部の紹介が終わりますね。新たなチャレンジの様子も少しずつ進めていっております。